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デッドヒートのmatchypotterのレビュー・感想・評価

デッドヒート(1995年製作の映画)
3.5
忘れた頃に彼の作品を。
、、、というか、加山雄三が出てる。日本人として、そっちもなかなか驚いた。

今回はカーレースに因んだ物語。
だけど、最初と最後以外はこのカーレースやその裏に潜む黒幕との抗争、陰謀に飲み込まれていくレーサーの話。

相変わらずジャッキーのアクション、限界はないのか。
限界がなさ過ぎて、物語でも実際の演技でも死人が出るんじゃないかとソワソワするシーンが多くなる。

特にコンテナに閉じ込められて宙吊りになってクレーンで振り回されて家にそのまま突っ込まされたり、コンテナを上から落とされるシーンはなかなかすごい。

ジャッキー達の絶体絶命感と、悲壮感、絶望感。
ここまで黒幕に死に目に遭わされるほど圧力かけられたら普通は諦めてもおかしくない。それぐらい恐ろしい。

だけど、彼は、、、諦めない。諦めるような男ではない。いや、諦めたら彼ではない。

怪しいシーンはあるが、加山雄三も出てきて途中はしっかり日本でロケもしている。

レースのシーンもかなり本格的。このクラッシュ、どうやって計画して撮影してるのか。
仙台のレーシングサーキットという設定でなぜ駆けつけるパトカーは品川ナンバーなのか、とか野暮なことは言わない。

いつも思うが、そんな春画をガッツリ壁にバーン、みたいな場所、日本にない。
裏稼業の人のアジトならあるのかも知れないが、多分普通の人は誰もそれを証明できない。
でもなんでかそういうセットになるのはなぜなのか。

でもしっかり日本らしくしようとパチンコ屋での大乱闘などもあって、心なしかジャパニーズを感じれる。
でもまぁ、パチンコの玉、そんなに大きくないけども。

今回はアクションシーンでガラスが粉々に割れるシーンが多い。見た目も音も派手なのでアクションが盛り上がる。
この頃から割れても怪我しないガラスの技術があったのか。
普通のガラスなら危なすぎるシーンが多過ぎると心配になるレベル。

ジャッキーのカンフーアクションも本当に観てて爽快。アイデア的な演出ももちろんだが、やっぱり彼の体の使い方、身のこなし、これに尽きる。

特に体をバネみたいに使った回し蹴り。勢いがすごい。これを喰らったら本当に吹き飛んで痛そうと思っていると、本当に相手が吹き飛んで痛そうだから爽快。

家族を人質に取られようが、どんな汚い手で邪魔されようが、相手に屈せず、正々堂々と立ち向かい、決して諦めないその男、、、今回も健在。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
https://community.discas.net/announcements/ib1wyncr43idknqm
別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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