オリヴィエラ監督99歳の作品。
探検家コロンブスは、実はポルトガル人だったという新説を2006年に発表した歴史研究者マヌエル・ルシアーノ・ダ・シルヴァを描く。
1946年、ポルトガルからNYへ移住し、医者をしていたマヌエル。歴史研究に熱心で、コロンブスの新説を証明しようとしていた。そんな彼が妻との新婚旅行に選んだのはコロンブスの生地と考えられるポルトガルだった。
時が経ち2007年。歳を重ねた二人は50年前と同じようにコロンブスの家が残るポルトガルの島を訪ねるのだった…
起伏のない淡々とした描写でドキュメンタリーのよう。
当時99歳のオリヴィエラ監督がマヌエル役を演じ、妻マリアさんと一緒に出演しています。
退屈な内容でしたが、監督ご夫婦のポルトガルへの郷愁を美しい風景とピアノの調べとともに綴った私的な作品に思え、これはこれでありかなと思いました。