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ザ・セルのrillのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・セル(2000年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

「精神世界に呑まれると現実になる」という言葉に説得力の映像美。場面ごとに様々なアートの要素を味わえる。
没入感を映画館で体感したかった。

主人公はこれ以上被害者を出さないためというより、犯人に情入れして本来の目的そっちのけでシステム乗っ取って暴走したり、罪を償わせずに勝手に自分で始末したりと独善的。
あれだけのことをしてたら死刑すら生ぬるいが、医療者が個人的な感情で生命をコントロールしてしまうのは怖い。
京アニの犯人を治療した医師のエピソードを思い出した。
FBIの彼の過去もおそらく被虐待児なのだろうけど含みを持たせただけで特に触れず。犯罪者と、犯罪を憎み追いかける者に分岐する人生の対比を描いて欲しかった。
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