えす

ルビイのえすのレビュー・感想・評価

ルビイ(1952年製作の映画)
3.9
傑作。反復される”浸水“のイメージがメロドラマを暴力的なものにしていく。ジェニファー・ジョーンズを取り巻く情念に文字通り”溺れる“男達。階級意識を孕んだ外部の冷酷さがフレーム外から音として表出し、クライマックスの沼地ではそれが銃声となり破滅をもたらす。濁りなき愛の抱擁に涙する。
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