なりノフ

ウォーリーのなりノフのレビュー・感想・評価

ウォーリー(2008年製作の映画)
5.0
やっぱ面白えもの作るよなピクサー。最初に観たのは小学生か中学生かそこらのはずなのに、今観ても面白えんだもの……。
孤独なロボットが出会った天使との恋物語。人間たちが生きる道を選ぶ物語。すっげえSFとディストピアしてる傑作だったよ。

感想書く時なにが最初に出てくるかっても〜〜〜〜〜ウォーリーとイヴがひたすら可愛いのよ。あ〜〜〜〜〜台詞がほとんどないのに仕草から伝わってくる二人の感情よ。
前半だいぶ激おこだったのに、後半はずっとウォーリーのことを心配し続け、無事を知った時にはとびっきりの笑顔を見せるイヴよ……。
ダンスシーンとか、それはもう美しくて。最後のシーンも泣いてしまった。
孤独だったウォーリーの恋と冒険、たった1時間半だけど彼の感情がたくさん観られるのがこの映画の魅力でしょう。

SFとしてもすげえなこの作品。冒頭から容赦なく荒れ果てた地球の姿見せてくるからびっくりしちゃった。青空は無いし緑もない。摩天楼が残ってるかと思っても、ビルより高く積まれているのはゴミの山。
ただ一人仕事をするウォーリーと、その周りで停止してる同機種たち。コミカルな描き方してるけど重い。

メインはピクサーのCGで描きつつ、あえて過去の人物を実写で描くことで、「船内の生活で人類はこうなった」と見せる表現力。そこも含めてピクサーは強い。
いや〜面白かった!気軽に観られる傑作、よかったわね。
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