ジャン・ルノワール観る
「スカーレット・ストリート」の
ジョーン・ベネット主演
戦争のトラウマ抱える湾岸警備隊
中尉バーネットが浜辺の女ペギー
に一瞬にして恋に落ちる話
ペギーは画家の妻。夫は盲目で
芸術家としては死んだも同然
失明原因にペギーは関係ありそうで
違った意味で盲目状態のバーネットは
夫の失明はペギーを縛り付ける為の
芝居ではないかと疑う
ペギー演じるジョーン・ベネットの
ファムファタールぶりに魅了されます。
バーネットと夫は対立する訳でそれを
仕組み自由になる為にバーネットに
近付いたのか、バーネットに恋してるのか
障害者夫の従順な妻なのか
どの女にも見えてしまうので男は惑わさ
れるだろうな
スリリングな映画で夫が芝居かどうかと
いうのも見所の一つ
結婚間近のバーネットの行動も常識的に
はオカシイですけど迷宮に入り込む様に
ペギーに惹かれる様はドラマ的です。
衝動的な行動も人間の側面と納得させる
ルノワールであります