らんらん

ぜったい多数のらんらんのレビュー・感想・評価

ぜったい多数(1965年製作の映画)
3.2
松竹、カラー、青春成長もの?
出演者、桑野みゆき、田村正和
石立鉄男、早川保、伊藤孝雄、中村晃子、吉村実子、藤岡弘、北村和夫、内藤武敏、浜村純、河野秋武
特別出演、倍賞千恵子、いしだあゆみ、いづみたく

【内容】
主人公の桑野みゆきは大学卒業後地元に帰ろうとしていたが
故障したエレベーターで乗り合わせた社長(伊藤孝雄)にスカウトされ仕事を紹介される

仕事場所は
多くの人が集まり歌を歌う「合唱バー」であった
そこでボーイの田村正和や客の浜村純と出会うことになる

一方、桑野みゆきは大学の仲間と同じアパートに住んでおり
吉村実子&早川保カップル、純情青年の石立鉄雄を交えて青春エピソードを繰り広げる

※ネタバレ
合唱バーでは社長と桑野みゆきがデキかけるが破局
田村正和は重病になりそのまま死亡
吉村実子は早川保と別れて石立鉄雄とくっつく

【感想】
んー、なんか散らかってる感じする
どういうストーリーなのか全然先が読めなくて見ながら不安になっちゃうところがある

終わってみれば
当時の若者が抱える不安、将来とか結婚、生き方なんかの悩みをテーマにした深い内容なんだろうなーってのがわかってくるけど、、、比較的ずっと真面目に辛気臭く進むので面白くはないと思う

思ったこと
・桑野みゆきがいい女してる、それも自分で自覚もしてるいい女
こんなお姉さんに看病してもらいたいなー、いいなーって思った、桑野みゆきの全盛期の頃だと思う
・石立鉄男演じる「あこうくん」がいい人!
・チラッと出てくる中村晃子がなかなか存在感ある見た目でちょっと気になる

あとは、
昔の映画の風景あるあるだけど、バーとかでみんな肩組んで歌うってのが昔だなーって思う
それはそれで青春でいいものがあったんだろうけど、古くて嫌なノリだなーって
そんなことようせんわーって思っちゃうw

・まとめ
1ヶ月通った神保町シアター「生誕110年記念 映画監督・中村登――女性讃歌の映画たち」もこれで終了
振り返ると全部で14本(20本中)も見に行ってたみたい
印象に残ってるのは
「春を待つ人々」「河口」「結婚式・結婚式」あたりか
全体的に特に良かったってのもないけど、特につまらなかったってのもないって感じ
ただ岩下志麻、岡田茉莉子、桑野みゆきなど主演の女優さんが豪華なのでそれに釣られて見たくなっちゃう
つまり出演者ありき、今のところそんな監督のイメージ
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