OLD CROWを映画の中で観たのは松田優作の『処刑遊戯』以来。りりぃがボトル片手に飲んだくれていたっけ。以来、わたしもバーボンはオールドクロウ。当時は発売元三楽オーシャンだった。
フランスでもバーボンウィスキー飲むんだ。飲むよな。アメリカのジャズ大好きだし。
日本で公開されたのは1970年代の初めころではなかったか。わたしが高校生の頃。ファン雑誌の点取り表では☆☆★★★だったような。だから、お小遣いがもったいなくて観なかった、わけではなく興味がなかったんだと思う。当時見ていたら、とんでもないことになっていたと思う。ふわふわした映画、たくさんあったよな。高校生のわたしが大っ嫌いな映画。
劇場を出るとき、女性二人組がこれは男の人にはわからない映画よね、きっと嫌いだと思う、と話していたが、成程、嫌い云々はないが、まるで分らなかった。人間の心象ではなくて観客ターゲット。
映画の始まりが羽田空港で、それだけは貴重だった。
1971年製作。原作アベ・プレヴォー 。脚色ジャン・オーレル 、セシル・サン・ローラン 。監督ジャン・オーレル 。
なんばパークスシネマ スクリーン・ビューティーズ Vol.2 カトリーヌ・ドヌーブ(2013)にて