地球温暖化の啓蒙作品。わかり易いデータと説明、ユーモアもあり。ナショジオやディスカバリーchのようだ。
アル・ゴア元副大統領本人が出ているだけあって推測の投げっぱなしということはなく、心構えや具体例が盛り込まれている。そのうちの一つは「知人にこの映画を薦める」というもの。通常なら番宣臭となるところ、実際に面白く納得できる作品のため受け入れられる。
とはいえ昔見たときは胡散臭く感じたものだし、ご都合解釈や似非データ、それこそ"都合の良い事実"だけを抽出したような印象だった。
なので相手に好意的な意思がなければ逆効果になりかねない思想モノ。
公開当時より深刻さは理解されているし、現在は受け入れられる土壌が出来ているとは思うけれど。さてはて。
数年間エシカルヴィーガンしていて、衣食に生き物を一切使わず生活していたことがある。それに比べてエコロジーな生活様式は幅広すぎて却って方針が決めにくい。範疇がふんわりしていた方が不特定多数に受け入れられ易いのだろうけども。ガチガチだと拒絶反応もあるだろうし。
トヨタやホンダが世界でもいち早く手掛けていたことは称賛。意識の高さがやっぱり一流どころって感心。
再鑑賞 2020.07.14 ザ・シネマ