たおぱお

アイ・アム・レジェンドのたおぱおのネタバレレビュー・内容・結末

アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

まず、電力はどこから?
とかそういう野暮な細かい突っ込みはやめときます。

なんだろう、全く期待も前情報もなかったからか、めちゃくちゃ楽しめました。

最後の最後で、サマンサ?え?メスだったん?ってなる主人公の相棒であり、愛犬のサム。
この子の演技力が凄すぎて⭐3は確定。
別れがあるので悲しいですが…(涙)

あと、荒れ果てたニューヨークの街並みが凄く良かった。こんなニューヨークが見れるなんて!予算がある映画は見応えが違う!!!!世界有数の大都会の廃墟、それだけでゾクゾクしますw

闇夜に蔓延る化け物たち…というと、どうしてもウォーキングデッドのゾンビをイメージしがちですが、この映画の闇のシーカーは全然別物です。

人為的に作られた抗がん剤の副反応で、知能が低下し、身体能力は驚異的に高くなるけど、紫外線に弱く全身の毛が抜ける…でも、仲間内でのコミュニケーションはとれているようで、そこが面白いですね。

劇場版の映画はすごく単純に仕上げてありましたが、本来のエンディングだったセル版、dvd版のエンディングまで見て、全ての疑問が解決しました。
化け物の立場で考えて…と思うと別バージョンがあることで考えさせられるというか、とても中立な映画というか、そこにボブ・マーリーが効いてきますね。

シーカーからしたら、博士に見つかったら銃で撃たれて殺されるか、拉致られて人体実験されてるわけですしね。
そりゃ、博士を襲いますよね。

まぁ、そもそもシーカーが本能的に普通の人を見たら襲いたくなるって理由もあるんでしょうがねw

マネキンめっちゃ炎天下にあった子なんだけど…シーカーは博士の昼間の行動、どこから観察してたんだ?
とかそういう野暮なことは、この際突っ込まずに我慢します。

そもそも、新薬の犠牲になって人生滅茶苦茶になってるわけですし…もう、人体実験とかまっぴらごめんですよね。今さら昔の人間に戻らなくたって、化け物のままでも仲間と夜な夜な楽しく?暮らせるなら放っておいて欲しいだろうなぁとか思っちゃいました。

探すの面倒くさくて、別エンディングバージョンはアマプラで課金しちゃいましたが、探せば動画がネット上に転がってそう。

いやぁ、犬繋がりで観てみた映画だったけど思いの外楽しめましたw
たおぱお

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