ふんすけ

アイ・アム・レジェンドのふんすけのレビュー・感想・評価

アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)
3.9
癌治療薬として開発されたウイルスが、人類を凶暴化させ崩壊させてしまう。免疫のある科学者ネビルは、愛犬と共にNY市で治療薬開発に挑む。

崩壊したNY市が荒れ果てて、人間はネビルのみという世界観が絶望的だった。登場人物は非常に少なく、ウィルスミスの演技に魅了される。
愛犬が暗がりに行ってしまった時、愛犬を失う恐怖•感染者への恐怖で漏れ出た悲しみの声や表情がリアルで心が締め付けられた。
DVDショップやマネキンなど、一見強そうなネビルの心の暗い面が表現されており、年月の長さを感じた。
感染者も人間とは程遠い見た目をしているが、仲間を思う気持ちが垣間見えて悲しい気持ちになった。

やっぱりラストシーン。
治療薬が見つかったのに、助けることができない。
感染者に訴えかけるネビルの表情。
ネビルは家族との約束、恥じないような行動を持って生きたのだと思う。
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