ジュライ

アイ・アム・レジェンドのジュライのレビュー・感想・評価

アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)
3.8
観たら絶対に泣くであろうことが分かっていたのでずっと避けていましたが、意を決してようやく鑑賞。
結果、無事泣きました。

確かウィル・スミスはこの撮影終了後、すっかりサマンサ役の犬に心奪われていたために、豪邸と引き換えに譲ってほしいと飼い主に頼んだんでしたっけ。断られたらしいけど。
そりゃこんなに健気で賢くて可愛い相棒ができたら、一生一緒にいてくれや状態になりますよね。

ゾンビについてはまあまあ。
やっぱりスピーディーなのがなぁ……。俊敏に跳ね回るゾンビはどうにもカマキリにしか見えない。
でもあのリーダー格っぽいやつは犬を従えてるような描写だったので、あいつだけは知能あるのかと思ってました。
冒頭のインタビューに出てた製薬会社の女性の成れの果てかと予想してたけど、それもハズした模様。
ラストはもうちょいじっくり描いてくれてもよかった気がするけど、まあ「伝説」自体はあそこで終わってると思えぱこんなものかな。それ以降はまた別の人々の話だし。

あと、案外よかったのが、シュレックやボブ・マーリーの引用。
劇中で引用される他の映画とかのフレーズってピンと来ないことも多いけど、今作では効果をあげてたんじゃないかと。
基本的にこの主人公は孤独なので自分の胸中を言葉にして説明する機会が少ないけど、それをしっかり補ってました。

ところでゾンビ映画において、ゴーストタウンと化し縹渺とした街並みを見るたび、「これは廃墟好きにとってはたまらない光景なんだろうな」と思います。
自分自身はそれほど廃墟に興味がないため特に何も感じられないことが、ちょっと残念。
ジュライ

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