20年前に、こんな映画があったとは…
フォロワーさんのレビューで気になって観てみたら…これは一体なんなんだ。
舞台は東京都調布市。
昭和歌謡曲を愛する、6人の冴えない青年たち。
対するは、6人のバツイチおばさん集団。
6人とも全員名前がミドリなので、通称“ミドリ会”
この、青年達とおばさん達の殺し合いを描く物語。
…なんだそれ。
ふざけすぎにも程がある。
ただ、これがなぜか面白い!
なぜ歌謡曲を盛り込んだのかだけは理解出来なかったが、歌謡曲の良さは存分に伝わったよ。
これは、キャスト…いや、キャラクターの勝利であろう作品。
まず、青年軍団。
松田龍平、池内博之、安藤政信。
他の3人も観た事はある。
全員イケメンだが、全員イケてない。
ただ、安藤政信だけはどの角度から見てもカッコよかった。
そして、おばさん軍団。
樋口可南子、岸本加代子、森尾由美、細川ふみえ、鈴木砂羽、内田春菊。
こ、濃い…濃いぃぃぃよおばさん達…
そもそも、全然おばさんとは呼べない美貌!
みんな30代の設定だし、飼育より目の保養になった。
よくよく考えてみると、樋口可南子さんが演技してるの初めて見たかも…
もはや、某携帯会社のCMのお母さん役としての認知度が高すぎる。
森尾由美さんなんて、元気が出るテレビ以来に見たかも。
岸本加代子さんは、北野武作品によく出るから違和感なし。
鈴木砂羽さんは、なんか好き。
細川ふみえは…
とにかく、ずっとバカバカしい作品。
なのに、ちょっとだけノスタルジー。
青年達の会話も、おばさん達の会話も、どっちもまあまあ沁みる。
ナイフ→トカレフ→バズーカ→原爆という、何がどうなったらこうなるのか分からないエスカレート具合も遊びすぎ。
金物屋が原田芳雄だったり、自転車屋がミッキー・カーチスだったり、古田新太や市川美和子も変な役で出てたりするんで、もはや収拾がつかない。
気になる人は、アマプラで観てみよう!