ねこねここねこ

テイク・シェルターのねこねここねこのネタバレレビュー・内容・結末

テイク・シェルター(2011年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

この内容で120分は少し長い。
もう少しテンポ良く90分くらいにして欲しいな。

ある日悪夢を見て、それ以来不眠気味。
で、母親も妄想型の統合失調症だから自分はどうなのか?繰り返す悪夢は?

しかし?となりながらもなぜかシェルターを必死に作り、そのために会社のトラックや重機を無断拝借。それを知った上司に対しても「半日で返したし問題も起きなかった」としれっと言うあたりは病気より常識ないことの方が心配だけど。
そして当たり前だけどクビに。

でも小さな嵐は来た。これでシェルターの必要性が証明されて助かるのか?と思いきや普通の嵐ですぐに過ぎ去ったよ。
扉を開ける開けないのシーンは良かったな。開けて愕然とするのもわかる。

よく奥さんは見捨てなかったな。
そして医師から治療を受けるよう言われ、施設に入る前に訪れたビーチハウスの浜辺で夢で見たような嵐がやって来るラスト。
えー!?(いや、このまま終わるとは思ってないけども)
肝心な時にシェルターから遠いよ!
そしてエンドロールで流れる歌もそんな感じ。

あんなにみんなから変人扱いされてまで作ったシェルターの無駄になり方が…。
ずーっと使わずに済むでもなく…。
( ̄◇ ̄;)
 
でもちょっと待って!
いやいや、ビーチハウスに行く金銭的余裕とかあるの?
本人は今やクビで無職。奥さんも特に仕事バリバリしてるわけじゃなくてフリーマーケットに何か出してる程度。
娘の手術費用も、本人の今後の治療費も必要なことを考えると不自然過ぎるから
これもまた悪夢ということかな。

うーん、どっちにしてもなんか変に切ない。
というわけで3点。