コックと泥棒、その妻と愛人の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

• #サッシャ・ヴィエルニ

すごい。
決して気持ちの良い映画ではないけど世界観に釘付けになってしまった。衣装、音楽、カメラワーク、構図、色彩、美術…どれも印象的で影響された人かなりいるんじゃないか？フランス・ハルスの絵画も目を…

終始汚い世界観ではあったがその下品さの中に一貫した美学みたいなものを感じてめちゃめちゃ面白かった。
食を中心として暴力、性欲、金が渦巻いていて食というものに対してそういうある種の破壊的なパワーをもの…

ピーター・グリーナウェイ版の『注文の多い料理店』とでもいうか単なるドロドロ昼ドラというかもう何だかわからんけどまあもうそこはピーター・グリーナウェイなので映像の世界にはまり込んでうはーってなってれば…

　いくら料理が美味しくても、あんな野蛮で下品で癇癪起こす声デカ男が支配人のレストランなんて、客は来たいと思うかなとそんな事ばかり考えてた。こういう人間が一番苦手なので、面白さと苛立ちでカオスな感情で…