えそじま

コックと泥棒、その妻と愛人のえそじまのレビュー・感想・評価

4.6
破倫、グロテスク、エロティシズムに充ちた下劣さを全面的に露呈しながらヴィスコンティやサークを思わせる品格もある。より大衆向けになったライナー・ヴェルナー・ファスビンダーを観ているようだった。レストランを模した劇場のカオスをぶち抜く圧巻の横移動、サスペンスフルな展開にナイマンの音楽が拍車をかけていく様もまた映画の本懐。
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