とし

GOTHのとしのレビュー・感想・評価

GOTH(2008年製作の映画)
2.0
乙一原作の小説が映画化されたものです。ジャンルはミステリー…なのかな?私、原作は未読です。タイトルの『GOTH』とは、『GOTHIC』の略で、人間の暗黒部分に惹かれる者達が『GOTH』と呼ばれるのだそうですよ!

連続猟奇殺人が発生する。犯人は女性の死体をまるでアートのように飾り…その左手首だけを切り取り、持ち去るのだ。神山樹は…友人の前では明るくて、少しモテたりもする普通の高校生だが、『人間の持つ暗黒面に強く惹かれる』異常な一面があった。連続猟奇殺人に惹かれる、樹。美人だが暗くて無口な同級生・森野夜は、偶然彼が自分と同じ趣向の持ち主である事に気付き、2人は事件を通じて仲良くなっていく。ある日、夜は行きつけの喫茶店で手帳を拾った。それには、連続猟奇殺人犯にしか知り得ない情報が記されており…という内容です。

相変わらず、何も考えずにレンタルを借りてきたのですよ。当然、内容も知らなかったです。うーん。途中まで、面白くなりそうだったんだけどなぁ。何でこうなっちゃったのか…。

とりあえず…まず突っ込みたいのは、犯人うっかりし過ぎでしょ。犯行を詳細に記した手帳、落とすか?普通。それ失ったら、一巻の終わりなんだよ?他にも、あんな所に被害者の写真貼ってたりと…。そんな犯人を捕まえられないとか…警察は無能かと言わざるを得ない(笑)。

そしてその手帳を拾って、実際に死体が無いか見に行く主人公の行動!描写無いけど…発見した死体の写真を撮ったり、死体に触ったりしてたのかなぁ?気持ち悪っ!とても理解不能ですね。後から警察がその死体に辿り着いたら、付近に残されている足跡やらから樹達、重要参考人扱いは間違い無いでしょうねぇ…。

森野夜役のシンケンピンク…じゃない、高梨臨は、マジ可愛かった!最初の犠牲者が発見された川に2人で行き、樹は夜に「お願いがあるんだけど。そこ(被害者が横たわっていた川の中)に寝てくれない?」って!頼む方も頼む方だけど、本当に寝る方も寝る方だよ!パンツまでびしょ濡れですよ?あんな山奥から、どーやって帰ったの?でも…それは私も写真撮ってみたいかも(笑)。

ラスト付近の話は、行数開けて書きますねー。


















夜、実は死んだと思われていた双子の妹の方だったのですが。ずっと成り代わっていたってそれ…いくら似ているとは言え、流石に親は気付くだろ?!

結局、犯人は故意的に逃しちゃうし。樹は何も変わらず、終わっちゃうし。何だかモヤモヤなんですよねぇ。スッキリしないラストは、嫌いなのです…。いっそ、最後の場面で助けずに本当に夜を殺してしまえば…樹の異常な性格が引き立って、良かったんじゃないかなぁ。その場で双子の話を謎解きして、その後殺す…みたいな感じでね…。
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