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ゾンビ/米国劇場公開版のふにのレビュー・感想・評価

ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)
5.0
ロメロの描いたように、アメリカでは小売店などは潰れショッピングモールばかりに。

転じて日本では、アメリカの要請→大規模店舗法の改正 によって、やはり大型スーパー、ショッピングモールばかりに。
「シャッター商店街」である。
街の風景は変わった。特徴のない郊外と、同じような景色の都市部。気持ち悪い、怖い。まさにホラーである。

この時代にこんな映画を作った、ジョージ・A・ロメロの批評性と先見性は凄い。

あと、ホラー映画なのに独特の映像の雰囲気とゆる〜いテンポが面白い。ホラー映画の雰囲気で撮っていなくて、なんだか芸術映画のように錯覚してしまう。

【捕捉】
ただ、沖縄に行った時に思ったのは 巨大なスーパーの中にコミュニティスペースがあったり、またもや巨大なパチンコ屋の中に将棋が打てるスペース(公園的な)があったり… ものは意外と使い用で、ショッピングモールをうまく使っていくという方法でしか、地方やコミュニティの再建は果たし得ないのかと。
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