日本でゾンビに市民権を与えた記念すべき映画。
当時、国内に大型ショッピングモールも存在して無かったので、その事も羨ましかった。
友人達と『もし、俺だったらこの店に行って、こうやって闘う』とか妄想しあった。
この映画の撮影に使ったレンズは、キューブリックの『バリー・リンドン』の撮影に使ったレンズと同じ物らしい。
だから十分な照明が無くても綺麗にモールの中の撮影が出来たと言う事だ。
確か撮影に使ったショッピングモールは、メイン州にあったはずで、この映画を気に入ったスティーブン・キングは、このモールを見渡せる場所に別荘か自宅を買ったと聞いたことがある。真偽のほどは不明ですけど‥
この作品には、いくつかのバージョンがあり、日本での初公開は、当時『サスペリア』で有名になっていたダリオ・アルジェントの監修版である。冒頭にゾンビ発生の経緯などの説明があり、残酷シーンが静止画に差し替えられたりしていた。色々なバージョンがある事を後に知ったが、当時はこの作品を観られた事が何より嬉しかった。
新宿プラザ劇場、1979.03.09頃鑑賞。
DVD購入。（ロメロ監修版）
