mika

余命のmikaのレビュー・感想・評価

余命(2008年製作の映画)
3.0
子を産み、育てる「責任」というものを考えさせられる映画でしたね。。

主人公は、自分が乳癌であることを夫に隠し、自分の命にかえて子供を出産します。
自分を子供の中に残すという意味では、非常に美しい映画のように取れますが、これでいいんだろうかとも思う。
女性として、少子化問題を抱える国のために「産む」という責任を果たしているかのように見えますが「育てる」という責任はどこへ・・・。
産むだけでもいいんだろか?

・・・とまぁ、考えさせられる映画でもありますが、癌にもかかわらず、苦しい(と思われる)闘病生活シーンや、主人公の死のシーンはなく、とても美しくまとまっている作品ではあります。
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