Hideko

恋の秋のHidekoのレビュー・感想・評価

恋の秋(1998年製作の映画)
4.5
原題: Conte d'automne
英題: Autumn Tale

「四季の物語」シリーズの中で一番好きかも知れない🍁春夏秋冬の順に制作されたのではなく、また、それぞれの作品に関連性はないのでピンときたものから観てもよいと思います。

南フランス・ローヌでワイン造りに精を出す独り身のマガリ。彼女の息子のガールフレンド ロジーヌがその元カレのかなり年上の哲学教師をマガリに紹介しようとする。

また、マガリの親友で本屋を営む主婦イザベルも新聞広告欄でビジネスマンのジェラルドと出会い、マガリの新しい相手となるように仕向けようとする。

2人の親しい人物からそのようなアクションを起こされているとは気づかないマガリ…。

幾つになっても女性として、男性として、恋をしていたい。周りも放っておかない。歳を重ねたと言いながら、生涯自分に合うパートナーを探し続けるのって疲れそうですけど、一方で若さを保つ秘訣?ステキなことですね。「自分はもう年だから…女性(男性)卒業だわ」って考え、嫌いですね。

本作、ラストがとても良かった。幾つになっても、どんなことでも兎に角自分の殻に籠らず人の助言は許容範囲で良いから受け入れるの大事です。

ワインの新酒のパーティーがあると言っていたマガリ。そのパーティーシーンも観てみたかったけれど、あそこで終わるのが粋というものなのでしょうね🍇🍷
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