イチロヲ

ザ・サバイバーのイチロヲのレビュー・感想・評価

ザ・サバイバー(1996年製作の映画)
3.5
森の妖精に変身した先住民族の男(チャック・ノリス)が、自然破壊を企む悪徳組織と対峙する。小さな町の妖精伝説を題材に取っている、ファンタジー・ドラマ。チャック・ノリスの弟が監督を務めている。

伐採業者に翻弄される子供が「助けてください!」と念じると、閃光と共に森の妖精チャック・ノリスが参上する。そして、悪辣な人間に対して「森を汚すなー!」と罰を与えてくる。マジでそういう話。

物語は町の子供たちの視点で語られる。子供が危機に陥ったときに髭のフェアリーが召喚されるという展開なので、髭のフェアリーが画面に出ずっぱりというわけではない。だが、ここ一番で召喚されたときの高揚感は並々ならぬものがある。

髭のフェアリーが、スラップスティック路線(人殺しをしない!銃器を嫌う!)で闘いに挑むところが醍醐味。スピリチュアリストとしてのチャック・ノリスを堪能することができる、ハートフルな逸品。
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