りょーこ

暴力金脈のりょーこのレビュー・感想・評価

暴力金脈(1975年製作の映画)
3.5
中島貞夫監督による総会屋・小川薫をモデルとした"経済やくざ"映画の先駆け作品

祖母が株主総会によく出席していたので同伴したかったのですが、子どもの来る場所じゃない!死ぬよ!と言われていたのを思い出しました(笑)

その後、会社法とか読んでると、あぁ……平和になっちゃって~と少し寂しくなったりw

そんな株主総会、というかやくざが元気だった頃の70年代邦画です♪



大阪の新人総会屋・中江宏(松方弘樹)。

全然儲からないが、ベテランの乃木から学んだり、暴力団寺田組の奥田(梅宮辰夫)と仲良くなり、めきめきと実力をつけていく。

関西一の総会屋・神野(田中邦衛)とも対決し、いざ東京へ!

そこで総合商社"東商物産"副社長・長尾(大滝秀治)と組み、東亜制作所を潰しにかかる。

が、東亜には最強の総会屋・西島(丹波哲郎)と暴力団の後ろ楯があった。

それでも中江は、奥田と共にぶち当たっていくのだが……



ん~ラストがなんとも締まらない(´Д`)

どうやら
"善人面してる銀行を悪の根源と描きたかったが、映画会社も銀行に借金してるから下手なこと言えない"
という配慮で、ボンヤリしたオチになってしまった模様。
by Wikipedia

まあ、いつも通り変態な若山富三郎兄貴が拝めたのは良かったけれどw
制服着せてパパプレイさせるとか、うへぇww

松方弘樹は、やくざな迫力もありつつ、会社法や商法を学び、理論的に銀行や総会屋を追い詰めていく所がカッコ良かった~

とはいえ、8割方はやくざですが(笑)

丹波哲郎は相変わらずの嫌味なイケオジ( ´∀`)

田中邦衛はキャラ作りなのか、いつもの喋り方してないのは新鮮でしたw

総会屋が先生などと呼ばれ、のさばっていた時代を知るには良い作品かと☆
りょーこ

りょーこ