らんらん

喜劇 初詣列車のらんらんのレビュー・感想・評価

喜劇 初詣列車(1968年製作の映画)
3.5
喜劇列車シリーズの第3作目

東京新潟間の列車で車掌をしている渥美清は、幼馴染の佐久間良子と再会
佐久間良子には弟がいるのだが現在東京で行方知れず、心配する佐久間良子のため渥美清は捜索の手伝いを申し出る
非番の度に外へ出てはその足取りを追っていき、遂に新宿で弟小松政夫を見つけたのだが、小松はグレたフーテンになっていた
一方何も語らず家を空ける渥美清に、妻中村玉緒は疑念を抱き、渥美清の弟川崎敬三に素行調査を依頼する、、、

このシリーズずっと思ってるけど東映作品らしくない、今作では大映のイメージが強い中村玉緒や川崎敬三なんかが出てるのも珍しい組み合わせな気がする

それにしても渥美清の奥さんが中村玉緒ですかー、美人すぎるわー
60年代後半以降の中村玉緒ってあまり見たことないので見れてよかった、さすがに若い頃とは違いますけどそれもまた良し
娘役の女の子もなかなかかわいい、渥美清に似なくて良かったねー

他の出演者を見るとレギュラーの佐久間良子、前作や前々作に出ていた西村晃、楠トシエ、城野ゆき、若水ヤエ子、と見慣れたメンバー

ストーリーのほうはというと、終わってみれば案外あっさり
別に佐久間良子への浮気心で親身にしてたわけでもなさそう
恋愛要素は今回は低め、その分コメディ要素は強い
当時の若者文化?東京新宿のグレたヒッピーみたいな若者たち?の描写が多い
渥美清も岸部四郎みたいな格好してラリってたりw 前衛的なアートや音楽に参加したりと、70年代っぽさも感じる作品
クスリでラリる渥美清の描写とか、そんなの映画にしていいんかいと思うw さらには川崎敬三までラリるシーンがあったりと、なかなかキワドイ映画でもあるのかな

これにてシリーズ全3作終了!
通しての感想としては、どれも一定して面白い、それぞれの作品で良いところ悪いところはあるけども安心して見られる内容かなと
そしてやっぱり渥美清の面白さ!佐久間良子の美しさ!
当時の風景、懐かしさ(生まれてもいないけどw)なんか見所なんじゃないかな
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