年末に見たい名作。
子どもの頃からずっとツキに見放されてきた主人公ジョージは、それでも希望を捨てず、家族や町の人々に囲まれながら幸せな日々を送っていた。ところがクリスマスの日、彼は人生最大のピンチに追い込まれる。絶望した彼はついに自殺を図ろうとするが、そこに見習い天使と名乗る男が現れ……。
Amazon primeで見つけ久しぶりに鑑賞。
約70年前の作品とはいえ今でも十分に楽しめる作品。
小さな町で父親の仕事を継いで町の人たちを思いやっていたからこその結末で、Wonderful lifeと言える訳でとても素敵で見習いたくなる。
献身的とも言えるジョージだけど、戦うべき相手とは徹底して戦うからより人柄として魅力的。今の時代にあそこまで他人の為に身を削れる人はどれだけいるだろうか。
神と天使の表現も面白くて少し可愛い。
ジョージの危機を救う為に彼の人生をお浚いする体で物語が始まる演出も面白いしドラマとして見応えあるのに、クラレンスが現れてからのファンタジーな展開でもっと面白くなる。
途中からファンタジー要素が加わると結構失敗しそうなものだけど、本作は冒頭から神と天使のやり取りで始まり、途中も忘れる頃にやり取りの声が入っていたから一変しても楽しめたのかな。
色褪せない名作。
