『天使のくれた時間』でも感じたことだが、別世界に行った時のジョージの勘が悪過ぎる。
誰も自分を知らないという状況の伝え方が、あまりに丁寧過ぎて正直くどい。
割に、その世界のつくりが少々論理性・丁寧さを欠いている。
イライラさせられてしまった。
更には、その有難みがわかるにはシーンの尺が短い気がする。
それ故、観ている時は、このシーンは無くても良いとさえ思えた。
しかし、最後のやり過ぎなオチが爽快で気持ち良かった。
そういう意味では、別世界のシーンはフリとしては機能していて、結局あって良かったのかな。
定番だし単純だけど、シンプルがテーマということで非常に合ったオチ。
主人公が次第に堕ちていく物語でありながら、全体的に軽快で、見やすい。
個人的には、天使のくれた時間より好き。
面白かった。