JA8980

素晴らしき哉、人生!のJA8980のレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
3.5
『天使のくれた時間』でも感じたことだが、別世界に行った時のジョージの勘が悪過ぎる。

誰も自分を知らないという状況の伝え方が、あまりに丁寧過ぎて正直くどい。
割に、その世界のつくりが少々論理性・丁寧さを欠いている。
イライラさせられてしまった。

更には、その有難みがわかるにはシーンの尺が短い気がする。

それ故、観ている時は、このシーンは無くても良いとさえ思えた。

しかし、最後のやり過ぎなオチが爽快で気持ち良かった。

そういう意味では、別世界のシーンはフリとしては機能していて、結局あって良かったのかな。

定番だし単純だけど、シンプルがテーマということで非常に合ったオチ。

主人公が次第に堕ちていく物語でありながら、全体的に軽快で、見やすい。

個人的には、天使のくれた時間より好き。

面白かった。
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