フクロウ

素晴らしき哉、人生!のフクロウのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.6
ハッピーエンド大好き

三幕構成が普通の今の映画ではなかなか見られない話の構成。『生きる』に近い、最後で一気に畳むような展開は結構好み。
他人がうらやむような経歴でも本人が望んだものは手に入れられない男という設定は『市民ケーン』っぽいけど影響を受けたのか、当時はやっていた題材なのか?

現代の映画と比べて技術的な派手さはないけど、そんなもの必要ない面白さに溢れた一本。とにかく話が良いし、細かい演出まで洗練されていた。特に階段の飾りが好き。