はるかかなた

素晴らしき哉、人生!のはるかかなたのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
5.0
非の打ち所がない。  

自分が生きることによって間接的に救われる命があるという考えにより自死を踏みとどまる主人公の、どこまでも優しく犠牲的な人格に心打たれる。

ラストシーンでのオールド・ラング・サインの大合唱。一年の、そして物語の総括としてこれ程相応しい曲もない。

コミカルとシリアスを自在に演じ分けるジェームズ・スチュアートがとても素敵だった。