taka

MOOG モーグのtakaのレビュー・感想・評価

MOOG モーグ(2004年製作の映画)
4.0
もしこれにキャッチコピーを付けるなら、
"私は回路基板の夢を見る" か・・笑

moogシンセサイザーの産みの親、ロバート・モーグ
主に彼の自宅や工場でのインタビュー、各アーティストのライブ映像などで構成されるドキュメンタリー
日本での滞在も映され、お茶目な一面が垣間見える


moogがモジュラーシンセの覇権争いに勝利出来たのは鍵盤を搭載するという画期的な発明を成し遂げたから
というのは先の「アイドリーム〜」で学んだ

鍵盤と小型化で普及するが、西洋音楽の枠に組み込まれ制御された方向に進み初期の凶暴でラジカルな側面は薄れていくことに
その議論は今作でも触れられていたが「完成された楽器」は裾野を広げ音楽の発展に計り知れない貢献を果たす


テルミン製造から始まったmoog
黎明期の他社や音楽家らと切磋琢磨、試行錯誤して創り上げた数々の"発明"無くしては産まれなかったこれら楽器たち
minimoogが欲しくなるし、これ絶対moogの販促映画でしょw

リックウェイクマンのジョークに笑うが下ネタの暴走がヤバい笑
それに乗るバニーウォレルも酷いが、なぜカットしなかった・・
削除されたDJ Spookyとの会話こそ入れるべき
あとNINのシーンも

moogは"モーグ"が正解とのこと
発音した時の語感で決めたのも博士らしい

OPのシンプソンズキャラとロボットライクな楽器が可愛くてもっと見たかった
taka

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