カーズWSA

天使の復讐のカーズWSAのレビュー・感想・評価

天使の復讐(1981年製作の映画)
4.0
置いてかれた。このサナって主人公のブッ飛び具合に。

言葉が出ない障害を抱えながら服飾の仕事で生活してるサナ。関係ありませんがその職場は美人ばかり。
ここで働きてえ。待て待て下手なこと言うとサナに撃たれる恐れアリ。

開始早々変な覆面野郎にいきなり路地裏に連れ込まれ強姦されてしまう。許せん。
家に帰ると泥棒とハチ合わせ、金を出せ、と。
そしてそこでも強姦される。なかなかショッキングな始まりです。

でも反撃。アイロンで食らわす一撃。殺します。呆然とするサナ。翌日気を取り直し、浴槽に入れといた死体を解体。細かくして冷蔵庫にしまい、ちょっとずつ街に捨ててく。

ここら辺り、観てるこっちは未だショックを引きずってるんです。サナもクソ野郎のちょっとした幻が見えちゃったり怯えていますし若干のホラー風味。

始まりのシーンのサナは美人だらけの職場の中で唯一、ちょっとイモっぽいんですが、どんどんケバくなってって何がなんだかわかんないけど次々と野郎のみ撃ち殺していきます。
まあ極端だこと。

写真家がサナに声をかけるんですがセリフが笑った。似たようなこと言ったことがあるかもしれないと思ってしまった可能性を捨てきれませんが決してナンパ野郎ではございません。
この写真家を殺すシーンかっちょいい。

エレベーターを降りて左だっけ?右だっけ?関係ない。降りないから。
あれ観て銃のライターどっかに売ってないか探しました。エマニュエルベアール好きでした。

とにかく覚醒したサナの殺し具合いは可笑しくなってしまいます。
なんだかテイストが変わり、変なフォーメーションでまわりを取り囲まれたり、その中に謎のヌンチャク使いがいたり。
車がメチャ走ってる道で犬を散歩させてるシーンがお気に入り。田岡監督がいたら叫んでることでしょう、何故そこに犬の散歩がいるんだぁ!?

クライマックスのハロウィンパーティ、野郎共にとってはナイトメア。ジャックもびっくりひっくり返る展開。

終わってエンドロールを眺めていると、出演者クレジットの二番目に犬。大家さんの飼ってる犬、フィル。名前はボギーらしいです。
そして振り返って考えると撃ち損じは一発たりともなかった気が。

今日から妻の実家に行く予定でした。
ちょっとだけ会社に用事があったから行きました。

置いてかれた。妻とコドモ達に。まあだから映画観に行ったんですが。明日ひとりで後乗りです。
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