アキヒロ

トレジャー・プラネットのアキヒロのレビュー・感想・評価

トレジャー・プラネット(2002年製作の映画)
2.5
●アメリア「この船に海賊?舐められたもんね」
って、いや船長のお前が船員採用しとんねん、このポンコツ!!!
「いち早く船員の胡散臭さに気づき…」って
お前とアロー以外、全員海賊やねん、このポンコツ!!!

●吹き替えで見たけど、加藤晴彦の声優もめちゃ違和感あった。

●モーフというキャラが「何にでも変身可能」というチートすぎる設定のせいで、
最後はボードなど必死で探さずに
モーフが飛行機にでもなれば5分で済んだのではないか。

●この時期のディズニーは3DCGと2次元のセル画の二つを
同じくらい使ってて画面全体が統一感に欠ける。

●ヴィランのジョン・シルバーのキャラクター設定も
ジムの父親的側面と悪の親玉としての側面、
その二つでジムが揺れ動く……みたいなシナリオにすれば
もっと奥行きのある深いキャラクターになったのに、
中途半端に描いたために
「え?あんな絆描いといて、めちゃナイフで殺そうとしてる!」
「え…さっきナイフでブッ刺そうとしたのに、船撃つのは躊躇うんや…」
「かと思えば溶鉱炉に突き落とそうとした…」
みたいな、ブレブレで中身のないキャラにしか見えない。
こういう葛藤は本来主人公側に負わせるべきで、
この場面だけ見れば主人公はジムではなくジョン・シルバーになっている。
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