このレビューはネタバレを含みます
良作ということは知っていたものの、ディズニーにしては長い1時間40分の上映時間に中々見る決心がつけ無かった作品。
見てみたら迷っていたその時間に悔しさを覚えるくらいあっという間でした。
宇宙、冒険、財宝。
少年心を擽る魅力的なワードの数々。
それに相まって煌びやかかつ壮大な情景に心奪われました。
特に好きだったのは冒頭の絵本読み聞かせシーン。
立体絵本の上位互換(なんて言ったら何処からか怒られてしまいそうですが...)とでも言わんばかりに飛び出す映像、冒険。
母親が去った後もこっそりと布団の中で読み出す所、自分にもこんな時あったなとしみじみしてしまいました。
同時に、宇宙に夢を馳せる幼きジム少年と同じようなドキドキを味わいました。
物語の本線でもあるシルバーとジムの関係。
ジムを思いながらも、自身の夢のために手荒になってしまうシルバー。
私自身、所々苛立つこともありましたが夢と信頼の狭間で動くリアルな男を感じてとても良かった。
近づきすぎず、かと言って大切な時に見捨てない独特な信頼関係。
こんな親父が1番かっけぇなと思います。
個人的に好きなキャラはアメリアです。
気の強いながら、相手を頼れる女性って魅力的ですよね。
