地震はイヤ

按摩と女の地震はイヤのレビュー・感想・評価

按摩と女(1938年製作の映画)
4.4
ひなびた温泉場へふたりの按摩さんが山道を歩く。ふたりの軽妙な会話。追い抜くトテ馬車には高峰三枝子、佐分利信さんなど都会のお客さん。
温泉場での数日間を描く、白黒映画。

良かった。ユーモラスな描写をはさみ変に湿度を上げ過ぎず何が起きる訳でもなく、静かに静かに。

中盤、按摩を呼んだ高峰さんが声をかけず、それでも按摩は気がつき…の映像がドキドキして何回も見直した。
高峰さんも美しいが…何なのだろうこのシーンは。