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按摩と女のricoのレビュー・感想・評価

按摩と女(1938年製作の映画)
5.0
按摩が主人公、とはいっても、このめくらの按摩は山道を歩くのもどんどん目が見える人をぬくし、喧嘩もしてしまう。
しょっぱなから、そんは鼻っ柱の強いエピソードでグッとそのキャラクターに引き込まれる。

美しい山の温泉街の風景や、ユーモア溢れるやりとりや、ちょっぴり切ない男と女の恋愛模様。
話のテンポも申し分なし。

ちょっとぎこちないカメラの横移動にも、ちょっぴり感心しちゃったりするんですが(どんな感じで撮影してるのかみてみたい!)、ラスト間際の女と逃げるシーンの足元のカットにはうなりました。
っていうか、構図がフォトジェニックですよね。そこにも感心いたしました。

追記

ちょくちょく見直してみたりする度に出来の良さの素晴らしさに感激するので、ここの点数あげたいから点数あげときます。
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