再見。
アンソニー・マンの「Tメン」みたいなテイストのセミドキュメンタリー路線を狙ったと思われる黒澤作品。それだけに、詰められた淡路恵子がドレス着て回転するくだりとか、対位法のテキストとも言えるラ…
当時の風俗や娯楽を見れてよかった。
でも何シーンかちょっと冗長すぎると思った。特に球場とか。
あとやっぱり順繰りに聞き込みする系の映画はどうも好みじゃないと思った。「罪の声」然り。
が、要所要所で…
1949年ですかぁ、昭和ですと24年だそうです
背景
①なぁ~んだ、この頃の夏だってほんと“暑”そうだ(エアコンないけど)
②それにしたって東京(・・・ですよね?)の空の広いこと
③おまけに星空ま…
黒澤明監督のクライムサスペンス映画です。テーマは「アプレゲールとして善く生きる」でしょうか。
アプレゲールとは戦後の愚連隊とか道徳観のない若者を指す言葉ですね。三船敏郎演じる若い村上刑事はバスの中…
三船敏郎が初々しい。刑事の拳銃が盗まれ、事件に利用されたというのにこののんびりした雰囲気(序盤は)。まだついこの間まで銃が身近にあった時代ゆえであろう。銃の手がかりを探す場末のシーンでは当時の猥雑な…
>>続きを読む音楽が多く使われており
緊迫感の演出
後楽園での試合は本当の試合映像
第23回キネマ旬報ベスト・テン 第3位
第4回毎日映画コンクール 撮影賞、音楽賞、美術賞、男優演技賞(志村喬)
第4回芸…
うだるような暑さが、野良犬を狂犬に変える。
それにしても、本作でも後の『天国と地獄』でもそうだが、黒澤監督の犯罪者断罪の姿勢は半端ない。悪い奴は悪いのだ、そこに戦争のせいとか貧乏のせいとかの理由付…