野良犬に投稿された感想・評価（★4.1 - 5.0）- 5ページ目

始終スリリング。どきどきした。若き日の三船敏郎の危ういするどさ。志村喬の成熟した余裕との緩急。特にピアノの練習曲との対比が良かった。泣く気持ちがなんとなくわかってしまう。
いつの時代だって、「今の若…

新米刑事から闇ルートのピストル屋によって奪われたコルトを握った男、遊佐は
終盤まで顔を出さず、捜査でその足取りを追っていく過程を見るのが大部分になっているのに、
犯人の悲哀みたいなものが痛切に伝わっ…

新米刑事が銃を盗まれた事により、次々引き起こされる事件を追っていく泥臭い刑事もの。途中ベテラン刑事とコンビを組む事で様々な教えや経験を積み刑事として成長しつつ犯人逮捕へ向かって行く。
単に善と悪の戦…

戦後まもなくに撮った黒澤明による初の犯罪サスペンス作品。最後まで犯人がわからない面白さがある。スタッフやキャストはいわゆる黒沢組と言って、脚本の菊島隆三、主演の三船敏郎は無論、志村喬、東野栄次郎や千…

とにかく面白い。
サスペンスの連続で無駄がない。

新人俳優の三船とベテラン俳優の志村の組み合わせは劇中の二人の関係そのもの。係長から三船への眼差しも含めて、新入社員を見守る先輩社員のよう。

本作…

レビュー物で満点をつけることはしない主義だったけど、これは問答無用で満点だった。
個人的な趣味にもガッチリ刺さってしまった。
なんでこんなに面白くて悲しいものが制作できるんだろう。途中１時間みて、完…

三船敏郎演じる若手刑事が銃を盗まれるところから始まる、サスペンス映画。

志村喬演じるベテラン刑事とのコンビで、
事件の核心へと迫っていくのだが、
そこに戦後という時代の荒廃が描き出されていく。

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【アプレゲール】
戦後派

戦前の価値観・権威が完全に崩壊した時期であり既存の道徳観を欠いた無軌道な若者による犯罪が頻発し、彼らが起…

• #再見は体調のいい時にすること
• #3人ポスター
• #白黒基調ポスター
• #手書きタイトル

不運は人間を叩き上げるか、押し潰すかどちらかだ。自分の失敗(コルト)に拘る主人公にチャンスを与えてくれる上司がかっこいい。雨中のホテルでの電話の緊張感、野花の中で泣き叫ぶ遊佐、どれも強く印象に残って…

助監督本多猪四郎
若者の心のゆらぎ、真っ直ぐでジリジリした若手刑事。生まれた年代が近いものだから同じ様に心がゆらゆら。
這って這って小さな匂いをたどって近づいて題名に沿っていて芯のある映画だった。
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