このレビューはネタバレを含みます
暑そう、とにかく蒸し暑いのが伝わってくる。
シリアスなんだけど急な展開とか、いきなり爆発する感情とか、雰囲気ありすぎの支配人とか、踊り子の踊りとか、あと、ドレスで高速回転するとことか…ちょくちょく不意打ちで笑ってしまった。
ラスト、スーツで倒れこんでの慟哭は「ギター弾きの恋」のラストみたいに哀しい、印象的。
「そんな感傷はすぐ忘れるさ」って志村喬のセリフだったけど、忘れられない気がする。
戦争の後は、こういう、一人では消化しきれない気持ちを抱えた人が当然たくさんいたんだろうなと思った。ランボーみたいな。