みやっち

野良犬のみやっちのレビュー・感想・評価

野良犬(1949年製作の映画)
3.6
面白いのですが画質、音質に支障のある作品です。

時代相応なのでしょうが映像技術や音響技術の進歩の大切さがわかります。

特に音は完全に潰れている部分もあり、耳が悪いと絶対わからん。

一方、内容は素晴らしいの一言。
社会背景もありますが、リアルさと眼力。
ラストシーンの泣き声は正気に返ったということなのか今後に絶望したのか。

徐々に凶悪化していくと三船敏郎さんが顔にどんどん影が。神は細部に宿るとはよく言ったものだと感じます。

もう少し良いフィルム、良いマイクがあればと感じてしまう名作だと思います。
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