佐藤克巳

エノケンの孫悟空 後編の佐藤克巳のレビュー・感想・評価

エノケンの孫悟空 後編(1940年製作の映画)
5.0
「オズの魔法使い」を土台にディズニー入りのSFファンタジー映画の傑作に豹変した。三蔵法師一行は、砂漠、オアシスを抜けヒマラヤ山脈に差し掛かり、案内役の百科事典を抱えた小さな妖精中村メイコを先頭に、森の中のお伽の国で大歓待を受ける。金角中村是好と銀角如月寛多に魔術をかけられ犬の形相に変えられた姫高峰秀子を助ける為、悟空、八戒、沙悟浄は、金角、銀角の住処に攻撃を仕掛ける。其処は、近代兵器で守られた鉄壁の要塞だった。配下にはブリキロボットが多数おり困難を極めたが退治に成功、魔術を解かせる。しかし三蔵はその乱暴振りから悟空を弟子から破門、その間、三蔵と八戒は化け物同盟に囚われの身となったが、悟空の奮闘で無事救出。天竺で経典を入手すると、お伽の国で姫の感謝の歓迎。
佐藤克巳

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