焼き

セロ彈きのゴーシュの焼きのレビュー・感想・評価

セロ彈きのゴーシュ(1982年製作の映画)
5.0
キャラの線が明暗を分ける、夜の世界がいっぱいでてくるハードボイルド漫画のぶっとくて細かい線しとる、夜が異常なオーラを放つアニメにふさわしすぎ

テーマが音楽による開放であることは、
音楽→外の風景や自然現象と一体化していくシーンからわかる、
猫のシークエンスで暗い部屋の可能性をしっかりみせて暴れ回らして、
鳥のシークエンスで異常な月明かりの白が入ってる部屋と森、ぶち壊し窓、飛んでいく鳥で外の世界、どこかへの連れて行くことを自覚させて、
たぬきでフラットに向き合うことを教わり、楽譜がパラパラと風になびき、
ねずみで自分の音楽に力があることを知り、実世界の昼と自分の夜の音楽が地続きでありながら別れているショット、存在の確定
が、外でも行われて、
これから夜になる、夕方に帰っていく
湧き上がるつながりの一連

鳥のシークエンスの美術凄まじい、飛びまくっとる、アニメってうつるんや
焼き

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