それいんないならちょうだいくん

セロ彈きのゴーシュのそれいんないならちょうだいくんのレビュー・感想・評価

セロ彈きのゴーシュ(1982年製作の映画)
2.0
鑑賞会にて。
鑑賞会という複数人の意見を聞ける場で観て、感想は千差万別だなと当たり前のことを改めて実感。
自身の経験と主人公を重ね合わせ体調不良になる人がいたり、ある意味で良い経験をさせてくれた作品。
て、内容の話ではなくなってしまった。

この作品は、宮沢賢治がセロを練習した経験を落とし込んだ作品らしい。
賢治は、演奏がへただったようだけど、どの様に練習すれば、どれくらい取り組めば、どれだけ自分と向き合えば、演奏家として上達するのか、とてもよくわかっている人だったんだなあ。とゴーシュの練習風景を観て伝わってきた。
これだけやったら、なんでも成長するよね。
賢治は、楽器には時間を割かなかったけど、物書きとして掘り下げたからわかるんだろうな。
なにをするにせよ探求するのに大切なことは、みんな一緒ってことだ。

高畑監督も頑張る人へ向けてそういうエールを送りたかった。と言っていたみたいですね。