暴君ことスタンバーグの本質はサイレントとトーキーで全く同じ撮り方をしていることで、こと照明に関してはかなり博識だったらしく、研究家連の間で屡々シュトロハイムと比肩されてきた事実も極度の演出至上主義と…
>>続きを読むジョセフ・フォン・スタンバーグ監督『最後の命令』
歴史の趨勢に置き去りにされた人間の顛末。
フィクションのなかでのみ生き続けられる姿に、
空虚さと哀れみがのこる。
The story of …
サイレント映画
元司令官の回想シーンをメインにしたドラマ
司令官と革命家どちらもロシアの為に
映画制作のためロシア人俳優を決める監督たち
(エミールヤニングはドイツ人らしい)
ロシア人にとって映…
サイレント映画って凄く難しい作品のイメージだけどメモを取りながら整理して観賞したので読み解くことができた。時代背景や、空間の使い方、動作が大変素晴らしかった。驚きのシーンも多かったので是非ご覧になっ…
>>続きを読むロシア帝国の戦争遂行に尽力している司令官が、ロシアの変革を求めている女性運動家と心を通わせていく。「憂国の情」によって生み出される混沌状態を描いている、サイレント期のヒューマン・ドラマ。
ロシア人…
列車が画面を横断すること、将軍がいる邸宅が広いこと、ハリウッドと帝政ロシアの群衆、ススだらけになって自分を刑場に運ぶ列車に炭を入れること、帝政ロシアでムチをうつのとハリウッドでムチを打つ、唾を吐かれ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督のサイレント時代の代表作。元ロシア軍の司令官セルギウス大公と革命家の演劇人が、革命を挟んで出逢うパラマウント製作のエピックドラマ。主演のエミール・ヤニングスはオスカ…
>>続きを読むアカデミー賞第一回主演男優賞に輝く今作。ロシア革命で帝政ロシアからハリウッドへ亡命した将軍。エキストラとしてもう一度ロシアの将軍をすることに。将軍は最後の命令する。
エミールヤニングスの尊厳まで消…
映画の映画。妄執に囚われた男の映画。
やはりサイレント期のスタンバーグは一級。ショットのキレと役者の荒々しさがたまらん。
エミール・ヤニングスを襲撃する民衆を率いるイブリン・プレントが物凄い勇ましさ…
元ロシアの総司令官が亡命し、ハリウッドで映画のエキストラをする生活。彼を見たロシア人映画監督はかつての記憶が甦る。時代は10年前に遡り物語は進む。
偉大な人物の栄光と衰退。
そこにはロマンティッ…