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劇場版∀ガンダム I 地球光のAirconのレビュー・感想・評価

劇場版∀ガンダム I 地球光(2001年製作の映画)
3.9
20世紀に入ったあたりの文明に戻った世界。
複葉機が飛んでるくらいの。
人類が宇宙に出て『機動戦士ガンダム』とかの世界で戦争をした後、何かしらあって文明がリセットされ宇宙に出ることもできなくなって、月と地球では別々に文明が発達した状態で、月の人々が地球に戻ろうとする。
ロランは中学卒業後、環境反応適応テストの検体として秘密裏に地球に降ろされ、2年が経過した頃、月からの本格侵攻が開始された。

∀はシリーズで一番好き。

とくに前半は総集編感はある。
テレビシリーズを観たほうが良いのは大前提だけど、『地球光』はそれなりに起承転結ある。


あらためて観ると明らかにアメリカ。
ルジャーナはルイジアナだからフランスみたいな感じ、とか。
アメリカ大陸の入植の歴史をなぞっているのか、さらに月から入植してきたという。

政治、外交の難しさ。
自国内、軍の完全な統制も難しく、相手国の軍の統制能力にも疑いを持ち、万が一に備えると、それが相手国の信頼を失ったり、刺激したり。
自国の持つ力と相手国の持つ力と、自国の統治と相手国の統治、4つのパラメータが不安定で難しくなる。

ロランの青緑の戦闘機乗り風の衣装がすごく好き。
灰色の髪と茶色の肌と青緑の目と青緑の衣装に白のアクセント。
ソシエの戦闘機乗り風の衣装も良い。

核爆発のあと、夜中に昼間になって、一度夕焼けみたいになってまた暗くなるの説得力。

グエンの気持ち悪さが絶妙。
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