このレビューはネタバレを含みます
先日観たスウィートスウィートバックの制作の裏側に迫った映画。物作りのアツさや魂に迫った力作だった。カメラを止めるななど薄っぺらに感じるほど物作りをしている人間にとっては明日からの活力になる映画。
文字通り命を削ってできたスウィートスウィートバックが最後に報われるのも、王道ストーリーとはいえ胸が熱くなる。
先日スウィートスウィートバックを見た時は映像こそ面白かったが、退屈で眠気と戦わなければいけない映画だったがそれもそのはず。公開当時の黒人の立場になんてなれやしないのだから100%楽しめなくて当然なのだ。
やっぱり映画は背景を知る事でぐっと楽しめる事を改めて教えてくれた映画でもあった。
なんでスウィートスウィートバックは過激なエロシーンが多いのかやストーリーやラストの意味など、初見で疑問点だった部分もわかりやすく解説してくれた。
メルヴィンが全てを犠牲にして魂を削りながら作ったスウィートスウィートバックは映画の歴史を変えた。このストーリーを胸にまた明日から物作りに励もう。
※スウィートスウィートバックとバッドアスセットで4.0の評価って事で
