壺井栄原作の文芸もの。姫田真佐久撮影。動きの少ない室内のシーンといっても、この人はもっとうまく撮れるような気もする。
田中絹代の家から、隣の轟夕起子の家は90度の角度にあって、庭から隣家の中が見え…
日活、モノクロ、群像劇、家族&ご近所もの
出演者
田中絹代、轟夕起子、坪内美詠子、新珠三千代
宇野重吉、三島耕、三島雅夫、飯田蝶子、伊藤雄之助
宍戸錠、杉幸彦、二木てるみ、東山千栄子など
【内容】…
1955年 モノクロ 128分。東京郊外の住宅地、中年夫婦2組(田中絹代+宇野重吉、轟夕起子+三島政夫)、新婚(新珠三千代+三島耕)、それに若い未亡人(坪内美詠子)。これら家庭の主婦たちはとても仲良…
>>続きを読む一極集中して巨大化する前の東京郊外のほのぼのとした空間、テレビも洗濯機も家庭に無い電化される以前、窓も扉も開放し近所付合いが頻繁な時代の、四件の主婦が井戸端会議花咲くで始まる、壺井栄原作、久松静児監…
>>続きを読む田中絹代、轟夕起子、新珠三千代、坪内美詠子の4人は文字通り井戸端で洗濯をしながら、あるいは轟の家の軒先でお茶を飲んだりしながら会議をする。そこでは各家庭のプライベートな事情、新珠に一目惚れした大学生…
>>続きを読む井戸端会議をするご近所さん4家族の、それぞれの事情や問題を垣間見ていく……という作品でした。
とても良かったです。
4家族の生活を眺め観ているだけなのに、何故か感じる面白さ。
時に声を出して笑っち…
笑いあり、涙あり、盛り沢山の2時間
今の日本人が失ってしまったものが、そこにしっかりと映っている。
「井戸端会議って一種のお母さんのレクリエーションなのさ」
長男君、色々と聡明過ぎるよ
それに…
ロマンティックなタイトル、ピアノやハーモニカで時おり奏でられるクラシックの名曲。名優たちの笑顔に彩られ、牧歌的でのどかに見えるが、描かれるのは強者の論理に振り回される人々、プライバシーのなさなど、田…
>>続きを読む名匠、久松静児が、善意な人々の家庭生活を描いた55年の作品で、この民Prime Videoで鑑賞した。若き人々の清純さを描写する文芸大作と言える映画で、ロケ地である世田谷区の風景が目にしみる。この時…
>>続きを読む今の何でもある時代から遡ること半世紀。
夫婦共働きが普通ではない頃の日本の一般家庭の4世帯の主婦の井戸端会議が中心の会話劇。
この極々ありふれた日常を切り取っただけのものではあるがこれが妙に癖になり…