ハリ

カイジ2 人生奪回ゲームのハリのネタバレレビュー・内容・結末

カイジ2 人生奪回ゲーム(2011年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

前作から引き続き借金のせいで地下労働に送られる。地下の仲間を救う為に一発逆転が可能な裏カジノに入り込む。

原作カイジの"チンチロ編"、"沼編"を実写化。といってもチンチロはほんとにオマケのような存在。地下の仲間を助ける為の莫大な金稼ぎの導入に過ぎない。あんなに簡素化するならば別に入れなくても良かったのでは…?チンチロ編は好きなので残念。

今作はギャンブル内容がパチンコという点だけが忠実で他の要素はほぼ映画オリジナル。
"姫と奴隷"というオリジナルゲーム、利根川との共闘、石田のおっちゃんの娘との再開、そして一条との因縁とオリジナル要素で埋め尽くされている。一条も過去に鉄骨渡りで生還した過去があるが、兵頭会長から一目置かれているカイジに一方的な対抗心を燃やしていたという設定に変更されている。

"姫と奴隷"で序盤の利根川のセリフが伏線になっていたがかなり取ってつけたような印象。
"沼"の攻略はほぼ原作通りだがそれまでの過程があっさり過ぎて手に汗握る展開とまではならなかった。いろんなものを盛り込んだ1作目と違い、ほぼ1つのゲームに注ぎ込んだ2作目でどっちもの良さがあり概ね満足。
2023.12.22
個人的評価:良作
ハリ

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