2008/3/4鑑賞(鑑賞メーターより転載)
本来ロードムービーはそれほど好きではなかったが、その印象が変わっていきそうな、見られずにいられない感じの一本。強烈な抑揚があるわけでもないけど、見終わっ…
素晴らしい。
映画の出だし、飛行機からタイトルが出た時、そのフォント感とフィルムの質感で、わざと50-60年代の映画の雰囲気を出しているのかな?と。
車のカーステから聴こえるラジオは最初グラン…
物書きなのに煮詰まっていて写真ばかり撮っている主人公
空港で少女とその母親と出会い、ひと騒動あって母親とはぐれた少女を送り届ける
その過程でだんだんと写真を撮ることが少なくなっていったのが印象的…
何事にも愛着をもてない彼のように初めは、よそよそさがじんわりと侵食してくる。
ぼぅっとただ通りすぎてゆくだけの毎日。自分の足跡を確かめたい。
月が見たくて探すのにどこにも見つけられなかった時のような…
『パリ、テキサス』のヴェンダース監督の今作もロードムービー。なんと言えばいいか、新感覚でした。
アリスの純粋無垢な笑顔や、大人のような落ち着いた態度。ドイツ人ジャーナリストのフィリップとの親…
ヴィム・ヴェンダースによる「ロードムービー三部作」の第1作目。
ニューヨークの空港で出会ったアメリカ人ジャーナリストのフィリップと8才の少女アリス。
他人同士である二人が、旅を通じて心通わせて…
このレビューはネタバレを含みます
1973年西ドイツ製作。
監督はヴィム・ヴェンダース。
16mm白黒。
ヴィム・ヴェンダースのロードムービー三部作
『都会のアリス』(73)
『まわり道』(75)
『さすらい』(76)
1本目!!…
これは困る。どこを切り抜いても画になるこの構図。単純に好みだ。
この時間をかけた"旅情"が、感情を動かすとんでもない何かであるのは間違いない。
父親でもない男の心、そして何と無くアウェイにさせら…