16mmの荒い映像が映し出すヴェンダースの動く風景が美しい作品。
生意気な美少女アリスとダメダメ男なフィリップの関係が素敵。親子にも、友だちにも、恋人同士にも見える、不思議で、それでいてそれらを超え…
旅行記を執筆するためアメリカを放浪してたドイツ人作家フィリップが帰国のため空港に向かうが、ストにより飛行機は飛ばない。そこでアリスと母親と出会うが、母親が置手紙をして消えてしまう。待ち合わせの場所の…
>>続きを読むアリスが非常に魅力に溢れたキャラクター
フランス人形のような子どもらしいかわいさを見せる一面と、ちょっとおませで大人びた態度や言動をとってみたり
そのキャラクターがフィリップとの関係を親子のよう…
似た設定に〝ヴィム・ベンダース〟も困惑した『ペーパー・ムーン』も素晴らしく映画史に残るロード・ムービーだが、偶然にも同じ年に製作された背景をも忘れるほどに本作も素晴らしい。
内容は酷似しているが本…
なにも事件が起きなくても映画はたのしい
ぼくもテレビぶっ壊して叩き割りたい
なんとなくだけど村上春樹の『ダンスダンスダンス』の雰囲気と似ている。
トイレのシーン、体操のシーン、望遠鏡のシーンなど…
傑作。
冒頭、上空を飛ぶ飛行機をとらえたショットから道路標識、海、桟橋。そして、そのままパンして橋の下のカメラを持った男へ、という一連のカメラワークが最高。セリフも説明もないが、これだけで、男が飛…
都会が舞台の『ペーパームーン』
『ペーパームーン』とストーリーがあまりに酷似していたため、監督自身も悩みに悩んだ末撮影したという本作。
敢えての白黒映画では珍しく、40・50年代辺りの白黒タッチだ…