ヴェンダースの実質上のデビュー作であり、ロードムービー三部作の第一作目。白黒スタンダード16ミリをビスタサイズで修復した。
前半はニューヨーク、後半はオランダが舞台となる。冒頭から縦構図が強調される…
若かりし日の夢破れ、失意の中で路頭に迷う主人公が、1人の少女との旅路で生きるヒントを見つけるロードムービー。
いやーひたすらに何も起こらない。
何も起こらないけど、その中で生まれる対話ひとつひとつ…
ヴィム・ヴェンダース監督のロードムービー、『さすらい』に続く鑑賞です。
三部作のなかの最初がこの作品で、『さすらい』は三作目らしく、私には何故『さすらい』を撮りたくなったか不思議なくらい、この二作…
青年と少女のロードムービー。
「物語を書き上げるよ。君はどうする?」
インサートとしてのドキュメンタリー。
体操する二人。
証明写真を撮る二人。
自転車で追いかけてくる少年。
キッチンでバケ…
どこか気だるい感じのフィリップとアリスの右往左往珍道中からいつの間にか目が離せなくなっている。おませなアリスのヤキモチが何とも愛らしい。
本作はフィリップの性格によって中和されマイルドに仕上がって…
旅行記の執筆のため、アメリカを放浪していたドイツ人ライターの男が、帰国しようとした空港でドイツ人の母娘と出会うが、ドイツの空港のストで飛行機は飛ばず、母はメモを残して姿を消してしまう。
仕方なく男と…
前半は後半の少女と男の旅に入るための前置きであるためそこまでグッとこなかったのだけれど。まるでガールフレンドのように奔放に振る舞う少女が特に良かった。男のことが好きなんだということがヒシヒシと伝わっ…
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