ドンチードル

都会のアリスのドンチードルのレビュー・感想・評価

都会のアリス(1973年製作の映画)
4.0
やっぱりヴェンダースって映画に自己投影してる節があるような。それがロードムービー時代から今まで変わってない

今作の新聞社での台詞とかは、ヴェンダースが脚本あんまり書かないのと、自分と似た哲学や作家性を持つ人物のドキュメンタリーを撮るようになることを考えると、自分の言いたいことをそのまま台詞にしてるとしか思えない。他の作品でもそう感じるし、もうそうだよな?だから俺はヴェンダースの脚本の凄さがあんまりわからないし、寧ろこんな初期に彼自身が映像の方が得意ですって言ってるんかいと思うけどな

でもシナリオは面白い。これは他のロードムービー初期作品2つにも通じる部分もあるし、アリスの存在があるからこその面白い部分もある。ネタバレ避けたいので詳しく書きませんが、マイク・ミルズのカモンカモンの二人を連想しました。あと二人の自撮りがめっちゃ可愛い